配車がらくちん!おすすめタクシーアプリ厳選3選

公開日:2024/12/23 22:45


近年タクシー業界に革命が起こっています。タクシー業界といえば日報すら手書きの時代が長くありました。お客さまに降りていただいたあと、手書きで日報を書いているドライバーを見たことがある方も多かったのではないでしょうか。今では自動日報というシステムになっている会社が多いです。乗務前に記録用のメディアをタクシーメーターに差し込みます。お客さまを乗せた場所と時間、移動した距離、降ろした場所と時間を自動で機械が記録され、乗務を終えたあとにメディアを取り出します。そして、会社にある機械にいれると、自動で乗務日報ができるようになっています。こういったシステムは自動化、オートメーションというべきなのでしょう。


このようにタクシーの勤務も段々と手間いらずなシステムへとアップデートしてきていますが、近年ではタクシー営業にも革命が起こりました。タクシーアプリの登場です。お客さまの利便性が大きく変わり、ドライバーの営業方法も変わってきました。この記事では、タクシー業界に革命を起こした、タクシーアプリについてご紹介したいと思います。



 アプリとは何か


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タクシーアプリとは、スマートフォンにインストールするアプリを指し、タクシーを呼び出すことができます。つまりスマートフォンさえあれば、目の前にタクシーを呼び出してどこへでも行けるわけです。ルート指定をすると、料金があらかじめ固定されるサービスなどもあります。配車料金や予約料金がかかるものもありますが、それらが発生しないものもあります。


使い方はそれぞれのアプリをインストールして使います。これから使う方は、まず登録クーポンなどがネット上にないか検索してみましょう。2,000円分の無料クーポンなどはよく見つかります。また、友達に紹介した場合のクーポンなどもあるので、使ってみて便利だなと思った場合には、おすすめしてみるのもいいかもしれません。


タクシーアプリには色々な種類がありますが、多くの会社のタクシーを横断的に使えるものもありますし、特定の会社の専用アプリもあります。基本的には横断的なアプリのほうが便利なのですが、専用アプリは近くにその会社がある場合、便利に使えることがあります。なお地方都市でどのくらいタクシーアプリがあるのかは把握していませんが、もしかしたら場所によってはとても便利に使えるかもしれません。お近くの都市名とタクシーアプリというワードで検索してみてください。


タクシーアプリの登場によって、それまではタクシー会社に電話をして配車予約をとる必要があったのですが、スマートフォンを操作するだけなので非常に簡単になりました。以前よりも気軽にタクシーが使えるようになった方が多いと思います。ここからは、おすすめのアプリをランキング形式で紹介させていただきます。使い方を含めて人によるところがあるので、ランキングをつけるのは難しいのですが、ベスト3であればかなり利用者の実感に近いのではないかと思います。


 3位 Uber Taxi


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Uber Eatsですっかり有名になりましたが、Uberはもともとアメリカ発祥の配車アプリでした。特徴としては、事前にルートや料金が決まることです。アメリカをはじめとした海外では、一般のドライバーがバイト感覚で運転手をすることができます。料金も安く非常に便利ですが、これは海外旅行の時の話です。話は少し逸れますが、海外旅行の際は「Uberなどを利用したほうが明朗会計で安全」とされています。国によっては流しのタクシーは危ないこともあるようです。というのも、タクシードライバーが突然強盗に化けることもありますし、ぼったくりも日常茶飯事です。


筆者が、とあるアジアの国で、観光地に行ったときのことでした。空港の乗り場からタクシーに乗って目的地を言うと、ドライバーは承諾して車を発進させます。そして空港から出て少し行くと、タクシーを歩道に寄せて止めます。そして「今日一日タクシーを貸し切りにすればいくらになるからお得だ」などと交渉されました。確かに料金としては若干得だったのですが、車を止めての交渉は圧が強く、運転手が信用できないので強く断りました。何度も断らないといけないので、とても大変だったし、女性の一人旅であれば危険なことになっていた可能性もあります。このように、海外の場合にはタクシーが安全かどうかを見極めることが大切です。そこでUberが比較的安全性が高いとされている国があるわけです。


Uberに登録するドライバーは、少なくとも自分で車を所有しているため、ある程度の収入があることが期待できます。犯罪が発生するのは貧富の差があることによる場合が多く、貧困層は犯罪をしないと生活できないということがあります。こういったところから、比較的ランクの高い車が使われる配車サービスを使うことで、安全性を担保されるということがあります。


少し話が逸れましたが、そういった海外と日本はまったく事情が違います。日本では、旅客を乗せるためには、2種免許が必要だからです。また、旅客を乗せるためには、運行管理者をもつ専門の会社が必要で、1ヶ月に1回の車両の整備や、乗務員の健康管理などが徹底されています。そのため、個人が自由にタクシーを営業することはできません。そのため、海外とは違ったサービスになります。


知らない方も多いようですが、日本でのUber Taxiはタクシー会社に委託しているため、アプリで呼び出すと、タクシー会社のタクシーやハイヤーが配車されてきます。試しに日本でUberに登録できるか試してみましたが、登録条件として「あなたは現在、市から認可されたタクシー運転手です。あなたの車両は商業用のタクシー車両です。」と出てきました。説明文を読む限りでは、もしかしたら個人タクシーなら登録できるのかもしれません。


ともかく、お客さまの目線からすると、プロドライバーが来るためタクシーと変わりません。Uberの良いところは、システムがシンプルであるため、どこからどこへ行くかを入力し、ルートを指定するとその通りに移動してくれます。価格面においては、少し割高になることがあると聞いたことがありますが、今は改善されているかもしれません。また海外からの利用者が見込めるので、コロナ禍が終わったあとはさらに活用されるようになっていく可能性があります。

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 2位 フルクル


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国際自動車が開発したアプリです。最大の特徴は配車料金がかからないことです。本来タクシーを呼ぶと、それだけで300〜400円程度の配車料金がかかります。時間を予約した場合には1000円ちかくかかることもあります。フルクルの最大のメリットは、配車料金が一切かからないことです。だから、普通にタクシーを呼ぶのと変わらない値段でタクシーを呼び寄せることができるため、少しでも利用料を節約したい方にはおすすめのアプリです。配車料金無料のサービスは知る限りはフルクルだけなので、独自の地位を築いていると言えます。


ただ、フルクルを使うにはいくつかコツが必要です。他のアプリでは、タクシーを呼んだ時点で配車が確定します。つまり、どのタクシーが向かうかが決まるわけです。利用者からすると、待っていれば確実にタクシーが現れるということになります。しかし、フルクルの場合は良くも悪くも気軽なツールであるため、フルクルを起動した段階では予約が確定しません。つまり、どのタクシーが自分のもとに向かってくるかがわからないし、来ないかも知れないということです。


まずは上手な使い方についてです。ちょっと離れた大通りまで行けばタクシーを捕まえることはできるけど、雨が降っていたり、寒かったり、暑かったりとして、そこまで行きたくない場合です。大通りに行ったとしても確実にタクシーが見つかる保証はないわけです。そういう時に自宅の前までタクシーを呼び寄せることができるのがフルクルのいいところです。画面上に地図が表示され、タクシーが向かってきているかどうかも見えるため、自宅でリラックスしながらタクシーを待つことができます。


一方でデメリットもあります。あくまでも周囲のタクシーに「ここにお客さんがいるよ!」と伝えるツールであるため、まわりにタクシーがまったくいない場所ではまったく機能しません。タクシーが来ないどころか、通知すら行かない可能性があります。他のアプリなら遠くにいるタクシーに配車連絡がきて、タクシーが拘束され「迎車」となります。そのため、確実にタクシーが来ることが期待できます。一方で、フルクルの場合は空車」の状態で向かってくるため、目の前にお客さまがいて手を上げた場合には、そちらに止まる必要があります。もしも無視してしまうと「乗車拒否」となってしまいます。


そのため、利用者の立場としては、この不確実性と向き合う必要があります。だから、タクシーがすぐに確実に来なくても問題がない状態で、少しでも安く使いたい方におすすめのサービスです。タクシーが来やすい場所と来にくい場所はかなり明瞭に分かれているので、慣れている人ほど上手く使えるというのはあると思います。幹線道路よりも少し入ったところなどはおすすめですが、住宅地の奥深くなどはなかなかマッチングされないこともあると思います。

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 1位 GO


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現在もっとも強いのはGOと言っても、否定する業界関係者はいないと思います。MOVとJapanTaxiという2つのアプリが統合して生まれたもので、登録している会社と車両が多く、GO Payという独自の支払いシステムをもっていて、財布がなくてもタクシーに乗れたり、AI予約や空港への定額移動ができたりと利便性も高いです。著者も試しに配車アプリを使ってみることがあるのですが、やはりGOは使いやすいです。


アプリで配車を依頼してもどうしてもタクシーが見つからないことがあります。タクシーは需要が高い時間には枯渇してしまうことがあるからです。GOには、混雑時の対策として優先して配車を受ける「優先パス」というシステムがあります。金曜日の夜など、需要が集中するときにタクシーを確実に捕まえるには良い選択となります。乗務員や車両タイプ、室内装備などを指定することもできるため、お客さまの立場からするとかゆいところに手が届くシステムだといえます。今となっては多くの会社がGOアプリに参加していますが、ドライバーのイメージとしては東京都内の最大手である日本交通というイメージがありました。というのも、前身となったアプリの一つであるJapanTaxiは日本交通の系列会社が作っているからです。


日本交通としのぎを削ってきた大手のタクシー会社の一角であるkm(ケーエム)も「S.RIDE」というアプリを開発して猛追していますが、現在のところ利用者数はGOのほうが多いようです。もっとも、GOを使おうと思ったらタクシーが見つからないものの、S.RIDEなら見つかるというケースもあります。もちろん、逆のこともあります。なので、どちらが一概にいいかとは言いづらいところがあります。現状ではGOが強いとは思うのですが、GO以外にも代替アプリがあると知っておくと、より利便性が高まるのではないかと思います。

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 まとめ


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  • アプリによるタクシー配車は、特別な料金もかからず、非常に簡単なので使いやすい
  • 現状はGOアプリが一番強いが、各社がしのぎを削っている状況となっている
  • 一つのアプリだけではなく複数を使うとより利便性が高まることがある


日進月歩のタクシーアプリについて書いてきました。この記事は広告目的ではなく、タクシードライバーとして認知しているものを中心に書きましたが、正直言って調べきれないほどたくさんのアプリが登場してきています。筆者の実感としては、特にこだわりがなければGOを使って、フルクルを併用するのがおすすめです。都内でよくご利用になる方は、S.RIDEやUBERなどもあわせて登録しておくとより快適にタクシーをお使いいただけるのではないかと思います。


ドライバーとして一つだけお願いしたいことがあります。タクシーの配車をした先には必ず生身のドライバーがいるとお考えいただきたいのです。予約したけどそのまま連絡せずに乗車もしないなどした場合には、ドライバーに待機時間が生まれてしまい、営業効率が下がり、収入が下がってしまいます。あるいは、配車を受け付けて目的地に行って見ると、お客さまは既に別のタクシーに乗っていて、そのまま待ちぼうけということもあります。周囲のドライバーに聞いてみると、この待ち時間に対する不満はよくあります。配車をしてタクシーが向かっている場合には、大きく遅れないようにしてほしいこと、他のタクシーに乗車してしまった場合でも、アプリを通じてドライバーに連絡をしていただきたいのです。なにとぞご理解いただければ幸いです。

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