関東自動車無線会 高野公秀会長(東京)を再選 関自無協が伊香保温泉で通常総会(TAXI JAPAN412号)

公開日:2024/09/17 09:55


関東自動車無線協会(高野公秀会長)は5月12日、群馬県渋川市の伊香保温泉「ホテル天坊」で第62回通常総会を開き、2021年度業務執行状況報告と同決算報告などを承認したほか、2022年度業務執行計画と同収支予算を決めた。また、任期満了に伴う役員改選では、高野公秀会長(東京・グリーンキャブ社長)を再選した。


来賓として、関東運輸局の高橋信博自動車交通部長、全タク連の熊谷敦夫ケア輸送統括らが駆け付け祝辞を述べたほか、関東総合通信局長の祝辞を佐藤博文専務理事が代読した。



3年ぶりの関自無協総会開催


開会の挨拶で、関無協群馬支部の清水憲明支部長(清水タクシー社長)は「関自無協の総会は、新型コロナウイルスの影響で2年続けて開催が中止となっていたが、今年はようやく3年ぶりに群馬で開催できたことを開催県の支部長として大変に嬉しく思っている。総会終了後は、ゆっくりと伊香保の湯に浸かって日頃の疲れを癒していただきたい」などと述べて歓迎した。


高野会長あいさつ

名称未設定


続いて、高野会長は冒頭の挨拶で「ようやく開催できた3年ぶりの総会ということで、私も大変に嬉しく思っている。関東の中でも群馬県は日本有数の温泉地であり、そこに同業の皆さんと集うことが出来た」などとしながら、「タクシー無線は、タクシー事業運営の効率化に役立っており、タクシー無線の歴史を辿ると、アナログ無線からデジタル無線へ、そしてIP無線、さらにはアプリ配車へと、もの凄いスピードで変化をしてきている」としたほか、「業種は違うが、北海道知床沖で発生した観光旅客船の沈没事故では、船舶無線・携帯電話・衛星無線の3種類の通信手段を備えておく必要があったのであり、そうしたことからもいかに無線などの通信手段が重要かを再認識させられた」などとしながら、「太古の昔から情報伝達、通信の手段は重要であり、大きく進化してきた。そのことは、情報通信を活かした組織こそが生き残れるということの証であり、無線がいかに重要なツールであるかということは論を待たない。地震や台風、集中豪雨などの非常時には携帯電話網が使えなくなるケースもあり、そうした場面でのタクシー無線の非常時における有用性というものを忘れてはならないと考えている」などと述べた。


高野会長は「無線のシステムは変わっても、無線を活用して効率的な経営をしていくということには変わりがない。次のステップに向けて、我々がこの無線システムを熟知し、活用していくことに、この3年ぶりの総会が非常に重要なものになると思っている。忌憚の無い意見をいただき、さらに結束をして頑張っていきたい」などと呼び掛けた。


総会終了後に懇親会を開催


議事では、2022年度業務執行計画と同収支予算を決めた。また、任期満了に伴う役員改選では、高野公秀会長(東京・グリーンキャブ社長)を再選した。

総会終了後には懇親会を開催し、村澤儀雄副会長(東京支部長、東京無線協同組合)による乾杯の発声で懇親に入った。

0