故人の遺徳を偲んで多くの参列者 東日本交通の故・榎元会長社葬(TAXI JAPAN412号)

公開日:2024/09/14 00:40


享年87歳で3月27日に死去した東日本交通(都内渋谷区、東京無線協組加盟)会長の故・榎元紀二郎氏の社葬が5月18日、都内台東区上野の「寛永寺倫王殿」で行われ、故人の遺徳を偲んで、全タク連の川鍋一朗会長(東タク協会長、日本交通会長)や富田昌孝・前全タク連会長(前東タク協会長、日の丸交通会長)ら業界内外から多数の関係者が参列した。


葬儀委員長は、故・榎元氏との親交が深かった飛鳥交通の川野繁社長(全タク連副会長、東タク協副会長)が務めた。喪主は、妻のイチ子さんと娘婿でもある東日本交通の榎元正人社長が務めた。



前衆院議員の石原氏らが弔辞

名称未設定


故・榎元紀二郎氏の社葬には、故人の人柄を偲んで業界内外から多くの参列者が訪れ、故人の冥福を祈った。弔辞は、前衆院議員で元自民党幹事長の石原伸晃氏が述べ、故・榎元氏が石原伸晃氏の後援会である「城西伸友会」の初代会長を務めて公私を含めて交流した思い出を述懐した。また、友人代表として弔辞を述べた昭和自動車(都内練馬区)の矢野正隆社長は、ワインを通じた故・榎元氏との交流を懐かしく振り返った。東日本交通の従業員代表として弔辞を述べた今井和芳氏は、東日本交通に長く務める乗務員の目から見た実直で温かな経営者としての故・榎元氏の在りし日の思い出を語った。


葬儀委員長を務めた飛鳥交通の川野社長は、事故防止と交通安全に精力的に取り組んだ故・榎元氏の業績、団体役職歴や表彰歴などを紹介した。喪主を務めた東日本交通の榎元正人社長は「故人の会社への愛情、タクシー事業への思い、事故防止への情熱などのひとつひとつをしっかりと胸にとどめ、社業に励んでいく所存だ」などとするとともに参列者らに御礼の言葉を述べた。

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