7月をメドに実績年度等の見直し 全タク連が定例正副会長会議開く(TAXI JAPAN413号)

公開日:2024/09/18 11:19


全国ハイヤー・タクシー連合会(川鍋一朗会長)は6月1日、都内千代田区の「自動車会館」で定例の正副会長会議を開き、6月27日に都内千代田区の「経団連会館」で開催を予定している通常総会および理事会への提出議案などについて審議した。また、正副会長会議には国土交通省の祓川直也自動車局長らが出席して意見交換した。国交省側からは、LPガス高騰対策補助金の第1期分(1月27日〜3月31日)の申請状況などが説明されたほか、運賃改定審査におけるコロナ禍を踏まえた実績年度等の取り扱いについて、7月をメドに方針を示す考えが示された。



川鍋会長あいさつ

名称未設定


冒頭の挨拶で、川鍋会長は「各地で総会が開かれ、先日は東タク協でも総会を開催したが、東京ではアグレッシブに立食方式でコロナ禍前と同じスタイルで懇親会をやろうとトライしたが、政治家の先生方も30人ほどに出席していただき、やって良かったという感じがしている」としたほか、「総会に出席しているということは、長く続いたコロナ禍との闘いを生き延びた皆さんであり、ありがたく、また、頼もしく感じた。補正予算が成立し、LPガス高騰対策補助金もいただける一方で、繁華街にも少しずつ人が戻ってきており、日本交通の乗務員に聞いてみても、コロナ禍前の賑わいに戻って来ているようだ、とする声が多くなっており、稼働1台当たりの売上もかなり戻って来ていて、乗務員からそういう発言が聞かれるのは良かったな、と思っている、と同時に、まだ戻っていないという地域もあると思うし、京都などのようにインバウンドが多かった地域はまだなのかもしれないが、(コロナ禍が収束する)最後の最後まで生き抜いていただいて、タクシーの進化に協力をお願いしたい」などと述べた。

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