静岡TaaS(清野吉光理事長)が、7月から静岡市内の市街地一部地域を対象に実証実験としてスタートするタクシーの月額定額乗り放題サービス「タク放題」が静岡市内を中心に関心を集めており、地元テレビ局のニュース特集などでも「免許返納後の救世主」などとして「タク放題」が紹介されている。
静岡TaaSの「タク放題」は、エリア限定・時間限定でのタクシーの月額定額乗り放題サービスで、65歳以上の高齢者は月額8000円、65歳未満は月額1万円で、静岡市内の市街地一部地域で平日の午前10時〜午後5時までの間、タクシーが乗り放題になる。静岡TaaSが旅行業法の募集型企画旅行の枠組みで実証実験として実施し、静岡市内のタクシー2社が車両運行を受託する。
テレビニュースでは、静岡市内繁華街で「タク放題」の会員募集(400人目標)をする様子や、会員契約をした80歳代の高齢女性の「息子に送迎してもらわなくても買い物などに出かけられる。こういうサービスを待ち望んでいた」などとする声を紹介している。
静岡TaaSの清野理事長は「結果が良ければ、(静岡市全体など)他の地域にも拡げていきたい」などとする意向を示している。